初めて猫さんを飼ってみようと思ってらっしゃる方、
ペットを飼いたいけど、猫が候補の一つで迷ってらっしゃる方
に向けて、書いています。
「これから、猫を家族として迎えいれたいけど、初めてだから不安……」
確かに、「初めて」ってこわい。
しかも、生き物の命を預かることだから、慎重になってしまいますよね。
そんなときは、メリットとデメリットの両方を知ってから判断してみては?
わたし自身が猫さんと暮らしてきて、感じたことは、
「よかったこと」(メリット)
・癒される
・存在意義をくれる
・笑わせてくれる
などなど、精神面で大きな支えになること。
「つらかったこと」(デメリット)
・自分より早く年をとること
・お金がかかる
・トイレ以外の場所におしっこされる
などなど、精神面と経済面、衛生面に影響がありました。
・2年前に14才の女の子を天国に見送り、
・今は3才の男の子の猫さん2匹と暮らしています。
(みんな元保護猫です)
わたしが実際に経験したことを、くわしく書いています。

メリットとデメリットの両方を知って、猫さんと暮らすことへの迷いや不安を、なくすきっかけになれば、うれしいです。

猫さんと暮らして「よかったこと」(メリット)
心の底から癒される
猫さんを見ているだけでも、心がなごみますが、やはり、ふれることができるのは、すごく大きいです。
あのふわふわでつやつやの毛並みをなでると、心底、平穏になります。
足や腕にすりすりされるもの、たまりません。
あの感触と体温を日常的に感じられるという状況は、ほかには代えがたい『幸せ』です。
『猫さんをなでる』という行為に自分がどれほど救われていたのか、いなくなって痛いほど実感しました。
こういう喪失感も猫さんと暮らすことの中に含まれます。
『ペットロス』はよかったこととは言えないかもしれませんが、『命の限り』を教わりました。
存在意義をくれる
おうち猫さんは、飼い主が世話をしなければ、生きていけません。
『責任』が生まれます。
わたしはその『責任』を、『がんばるきっかけ』にしています。
「猫さんのごはん代のために、がんばって働こう」とか。
明日への活力になります。
「わたしはなんのために生きているんだろう?」なんて悩みはなくなります。
答えは「猫さんのために」で、解決してしまうからです✨
いい意味で、人生がシンプルになります。

笑わせてくれる
家事やテレビなど、何かに集中していて、ふと猫さんに目を移すと、お腹をだして寝っ転がっていたり、
さっきまで2匹で大げんかしていたのに、気づくとほっぺたつっくけ合って熟睡していたり✨✨
猫さんの行動は予想外で、本当に面白い!
日常に笑顔をたくさんくれます。
だからこそ、天国に旅立ってしまうとその悲しみは計り知れません。
その両方を、自分の中でしっかり受け止めることも大切です。
思いやりの気持ちが大きくなる
猫さんと暮らすと、ご飯を用意したり、トイレの片づけをしたり、時間を取られることがたくさんあります。
それでも、猫さんが心地よく過ごせるように、自分の時間を使って世話をし続けることで、気持ちに余裕みたいなものが生まれます。
その余裕が、おうちの猫さんだけでなく、動物全体、そして人間への親切心をも生んでいきます。
猫さんのお世話が、結果的に『思いやりのある人間』へと成長させてくれます。
これは特に、お子さんにとっていい影響になるのではないでしょうか。
自分より小さき弱いものの世話をするという、根本的な優しさを育てられるのが、猫を飼うこと、ペットを飼うことだといえます。
時間に限りがあることを教えてくれる
猫さん6ヶ月 ⇒ 人間で10才
1才 ⇒ 15才
2才 ⇒ 24才
3才 ⇒ 28才
5才 ⇒ 36才
10才 ⇒ 56才
15才 ⇒ 60才
(2才以降は1年で4才プラス)
となります。改めて見ると、すごいスピードですね…。
今まで年下だと思ってきたのに、あっという間に追い越されてしまいます。
早く年をとってしまうからこそ、今いっしょに暮らせていることが奇跡のように感じます。
それは、猫さんだけでなく、家族や友だちとの時間も同じ。
一瞬一瞬を、大切にしようという気持ちが自然と沸きあがってきます。
猫さんは身をもって、時間の有限さを教えてくれます。
孤独じゃなくなる
家の中に『人以外の生命がいる』という環境は、安心感があり心強いです。
特に一人暮らしの方には、その存在は大きいのではないでしょうか。
一人暮らしの方に持ってほしい『家にペットがいますカード』
ペットと暮らす単身者の方の一番の心配は『自分に何かあった時のペットの世話』ではないでしょうか。
家に帰られない状況になったら、家にいるペットや猫さんはどうなるのか……。
そんなときにぜひ持っていてほしいのが、『家にペットがいますカード』です。

クレジットカードの大きさに、おうちの猫さんの情報を書き込めるようになっていて、財布に入れておくことができます。
これを記入する時に、もしものときに一番にだれに連絡するのか、など、普段はなかなか考えられないでも、考えておかなくてはいけないことに向き合うので、心の準備にもなります。
通販もされていますが、無料でダウンロードできるサイトもありますので、ぜひ持っていてほしい必需品です。
猫さんと暮らして「つらかったこと」(デメリット)
病気や高齢で弱っていく姿を見ること
上記の『時間に限りがあることを教えてくれる』のところの猫さんの年齢表を見てもわかるように、猫さんは年をとるのが早い。気づくとシニア期になっています。
シニア期になると、病気になるリスクも高まり、看病や介護が必要となることもあります。
自分で行けていたトイレにも行けなくなり、おむつ姿になったりすると、胸がしめつけられるような気持ちになります。
最初は、弱っていく姿を見るたびに、暗い気持ちになっていたのですが、お医者さんから余命を告げられていたので、
『これは、お別れの時間をくれたんだ』
と、看病させてもらっているという気持ちでやっていました。
見送って2年たちますが、看病の時間はかけがえのないものだったと確信をもって言えます。
お金がかかる
病気にかかると、数万~十数万円(数十万のことも)と医療費がかかってしまいます。
飼う前に、そういう覚悟をきちんとするのが大切です。
わたしのおうち猫さんの場合は、治療費として20万円ほどかかりました。
日常的にも、ごはん代、トイレまわり(砂やチップ、シート)の費用が発生しますし、年に一度のワクチン5千円~7千円ほどもあります。
くわしくは、こちらの記事に書いています。『猫1匹飼うとランニングコストは、ひと月6270円!実際の費用を計算しました』
これらがクリアできる、という経済状況であることが大事です。
粗相されたり、洋服などのお気に入りを破られることもある
トイレのしつけができている猫さんでも、なぜか急に粗相してしまったりすることがあります。
布団におしっこされた件については、こちらの記事にあります。『布団におしっこをする猫さんの対策方法 経験者が実践してみました!』
その他、えもんかけにかけていたマフラーを、ビリビリに破られたこともありました💦
こういうことを繰り返して、置き場所に気をつけるようになるのでこちらも賢くなります笑。
おわりに
以上が、猫さんと一緒に暮らして「よかったこと」(メリット)「つらかったこと」(デメリット)でした。
わたしの個人的な体験から感じたものを中心に、必須事項も書かせていただきました。
飼う前から「こんなに大変なの?」と思われましたか?
正直、大変なことが多いです。
でも、それをはるかに超える『幸せ』がありますので、猫さんとの生活をぜひ始めていただきたいです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ほなまた。
コメント