こちらの記事は、こんな人たちに向けて書いています。
猫さんを、1匹から2匹に増やそうとされている方
猫さんを1匹だけ飼うときと複数を飼うときとでは、ぜんぜん違う期待や不安がふくらみます。
わたしの家でも、1匹で飼っていた猫さんを2年前に天国へ見送ったあと、今は2匹の猫さんを迎え入れています。
14年間1匹飼いをしていたわたしたちが、初めて2匹の猫さんと暮らしてみて、いろんな気づきや発見、喜びがありました。結論から先に書きますと、
・もとから相性のいい2匹を選ぶこと
・トイレを各1つずつ用意したこと
・2匹を比較しないこと
でした。
くわしくは、このあとに書いています。

この記事が、2匹の猫さんとの暮らしをイメージしていただくきっかけとなったら、うれしいです。

2匹の猫さんと暮らすための3つのポイント!
相性のいい2匹を選ぶ
これからの長い年月、おうちの中で2匹の猫さんが過ごすのですから、2匹の相性がとても大切になってきます。
比較的、もとから相性がいいのは、血縁関係がある猫さんです。
母と子、きょうだいになりますね。
子猫同士や、縄張り意識が低めのメスの2匹も、相性がいいです。
相性確認には、トライアル期間がある『保護猫』がおすすめ
保護猫とは、多頭飼い崩かいや飼育ほうき、野良では生きられない子猫など、人の手によって保護された猫さんのこと。
保護猫さんを受け入れるとき、『トライアル』という2週間~1か月のお試し期間があります。
実際に一緒に生活してみて、おうちとの相性や先住猫さんなどの相性を確認できます。
相性がわかってから、迎え入れることができるのが、保護猫の大きなメリットです。
猫さんとの生活を考えたとき、ぜひ保護猫さんも検討してみてください!
保護猫との出会い方は、保護されている方や保護猫の団体、譲渡会など、たくさんあります。
詳しくは、こちらの記事にあります。『保護猫を飼いたい方、必読! 出会いから迎え入れるまでの流れ』
ちなみに、わたしたちの猫さんも元保護猫。
きょうだいではないのですが、もとから相性の良い二匹を迎え入れました。
仲良しとはいえ、ケンカはほぼ毎日笑。でも本気の噛みあいにはなりません。
トイレは2つ用意する
2匹いると、トイレのおしっこのあとを見つけても、どちらがしたのかわからない、ということがよくあります。
うちの猫さんの場合は、最初から2つトイレを設置していました。すると、それぞれ好みのトイレがあるとわかってきました。もし、1つしかなかったら、猫さんたちのストレスが大きくなったはず。
そして、いつどちらトイレをしたか排泄したのかを把握するため、記録ノートを取ることもおすすめします。
記録ノートを取ると、「丸2日便をしていない!」とか、ちょっとした異変も正確に把握でき、体調管理にとってもおすすめです。
記録ノートについては、こちらにくわしく書いています。『うちの猫、もしかして病気かも? 便と食欲と嘔吐に変化があったら、可能性大』
どちらかが長時間トイレをしなかった時…
わたしの家では、片方がしたトイレシートのおしっこの匂いなどを嗅がせます。
うちの猫さんは、オス同士ということもあってか、片方の猫さんがやってることをもう片方も競ってやってしまう、という流れがあります。
匂いを嗅がせて、トイレへうながすのは『競い合う性質』を利用した作戦です。
効果はあったりなかったりですが、改善策の一つとして、ダメ元でやってみては。
2匹を比べない
猫さんは、1匹1匹、本当に個性的。
2匹の猫さんを見ていて、性格ってこんなにも違うのか、と驚きます。
片方が賢くて、もう片方がどんくさかったら、「どうしてできないの?!」と、どんくさい子の方をつい責めたくなってしまうことも💦
うちの猫さんも、2匹の性格は正反対です。
シンプルにいうと、静と動。
この違いが、けっこう面倒くさい状況を作ったりします笑。
たとえば、朝ごはんにウエットフードをあげるのですが、『動』の子は、たいしておなかが減っていなくても、「早くくれくれ」と鳴き続けます。
一方、『静』の子は、じっと座ったまま。よっぽどお腹が空いたときだけ、ごはん皿の前にそっと座ります。
『静』の子があまりに動かないので、『動』の子のしつこい鳴き声でついウエットフードをあげてしまい、『静』の子はまったく食べない、ということが何度もありました。
そんなときは、「なんで食べないの!」と、きつく言ってしまいたくなりがちですが、『静』と『動』の違いに気づき、ウエットフードをあげるタイミングを、『静』の子に合わせてあげることで、この問題は解決しました。
こういう『違い』をおもしろがれるのも、2匹飼いの醍醐味です。
おわりに
2匹いると1匹の時より、当然のことながら費用も倍になります。
ごはん代やトイレシートなどの日常的なことから、ワクチン接種も2倍。
費用面で負担がかかることをきちんと覚悟して、家族になるかどうかを決めることも大事なポイントになります。
費用も倍ですが、喜びも倍です。

2匹が寄り添っている姿を見たら、心の底から癒されます。たまらんです笑。
この記事が、2匹飼いを検討されている方のギモンや不安を少しでも取りのぞき、背中を押すことができたら、うれしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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