2022年上半期読んで面白かった本ベスト10

読書する女性ブックレビュー

2022年の1~6月の間に読んだ本は、計65冊。その中から、個人的に本当に面白かった本を10冊選びました! 2022年上半期に読んだ本なので、新しい本から古い名作までいろいろ混ざったランキングになっていますが、おすすめしたいものばかりなので、ぜひご覧ください!!

ちなみに、2021年に読んで面白かった本はこちらです👇

10位 『悪女について』有吉佐和子

初版発行は、1978年。44年も経っているのに、今読んでもまったく色あせていない! 有吉佐和子さん、初めて読みましたが、圧倒されました。「戦後に生きる中卒女性が、どんな風に成功していくのか」という主軸の部分に、いろんなジェンダー問題が絡まっているのも興味深かったし、主人公本人の語りはなく、すべて彼女と関わった周囲の人たちのインタビュー回答で構成されているのも面白い。証言する人によって、「最愛の人」であったり「最低の人」であったりとまったく印象が違い、「同じ人間か?」と驚く。人は、自分が見たいように相手を見るんだな、と本書から学びました。

『悪女について』のブックレビューはこちらです🖋✨

9位 『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』アダム・グラント

初版発行は、2013年4月9日。ギバー(人に惜しみなく与える人)、テイカー(真っ先に自分の利益を優先させる人)、マッチャー(損得のバランスを考える人)という、3つの概念を知ることができたのは本書のおかげ。「テイカーに気をつけろ」を家訓や社訓にしたらいいのにと思うレベルで感謝。「思いやりのある人間になりたい」と前から思っていたけれど、本書を読んで、「ならんと損や!」と思い至り、「あ、わたしはやっぱりマッチャーやな」と納得したのでした笑💦

『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』のブックレビューはこちらです🖋✨

8位 『暇と退屈の倫理学』國分功一郎

初版発行は、2011年10月。「まさか哲学書で涙するとは思いませんでした…」というオードリーの若林さんの印象的な帯を見てから、ずっと読みたかった本書。退屈とどう向き合うか、というテーマを、これでもかというくらいに深く広く考えに考え抜いていて、哲学ってすごいな、と感動。でも、一番印象に残っているのは、❝労働者に適度に余暇を与えて、レジャー産業でお金を使わせる❞という図式。❝遊びさえも、搾取されている❞、という認識ができたことは、今後の人生に役立つ学びでした。

『暇と退屈の倫理学』のブックレビューはこちらです🖋✨

7位 『BUTTER』柚木麻子

初版発行は、2017年4月21日。実際にあった事件から着想を得たフィクションだけど、読み進めていくうちに、もうそんなことは関係なくなり、この小説の世界にすっかり入り込んでしまいました。こんなに夢中になった小説は久しぶり。❝料理❞を軸に、女性のいろいろな生き方を描いていて、独身、既婚、恋人がいるいない、など関係なく、共鳴する何かに出会える小説だと思います!

著者柚木麻子さんの、こちらのインタビューも、とても面白いです✨

『BUTTER』のブックレビューはこちらです🖋✨

6位 『晩年の子供』山田詠美

初版発行は、1986年。言葉にできないもやっとした気持ちや、自意識ができかけの揺らぎや、子供なのに、変に冷静な部分など……子供のころに感じていたであろう心の機微が、的確かつ美しく表現されていて、うっとりしてしまいました。山田詠美さんの本を、今までちゃんと読んでこなかったことを悔やみましたが、逆に、これからたくさん読めるんだ! という喜びを感じた一冊でした!

『晩年の子供』のブックレビューはこちらです🖋✨

5位 『持たない幸福論』pha

初版発行は、2015年5月25日。phaさんの本を読むと、いつも心がラクになります。肯定感がとてつもなく大きい✨ そんなphaさんの本の中でも、トップオブ肯定感が本書だと思いました。「持たない」でいいのは「普通の生き方じゃないと幸せになれない」という価値観。「普通の生き方」は生き方パターンの一つでしかない。などなど、「普通」からハズれた人間に響く言葉の連続でした!

『持たない幸福論』のブックレビューはこちらです🖋✨

4位 『ほんとうのリーダーのみつけかた』梨木香歩

初版発行は、2020年7月。コロナ禍の同調圧力などに対しての危機感から出版された本書ですが、戦争が起こっている今という時代に、ぜひ読んでほしいし、❝ほんとうのリーダー❞とは、誰なのか? その答えを、ぜひぜひ知ってほしいです。子供向けに書かれていますが、大人が読んでも、知らなかったこと、気づいていなかったことを学べます。若いときにこの本を読める人は、本当にラッキーだと思います!!

『ほんとうのリーダーのみつけかた』のブックレビューはこちらです🖋✨

3位 『シンプルに暮らそう!ソロー「森の生活」を漫画で読む』ヘンリー・ディヴィット・ソロー/文 ジョン・ポーサリーノ/編.絵

初版発行は、2018年10月30日。一人で森に住み、自給自足するための畑仕事以外は執筆と読書に費やしたという実験的な生活を記録した名作古典、ソローの『森の生活』の、大事なエッセンスを抽出して漫画にしてくれたのが本書。シンプルでかわいい漫画と訳者の方のわかりやすい解説がすごく良くて、理解を深めてくれました。政治に対する抵抗の仕方についても書かれていて、心に響きました。

『シンプルに暮らそう!ソロー「森の生活」を漫画で読む』のブックレビューはこちらです🖋✨

2位 『グラッサー博士の選択理論 幸せな人間関係を築くために』ウィリアム・グラッサー

初版発行は、2003年5月。『選択理論』という心理学を知ったのは、勝間和代さんのYouTube動画でした👇

人の内側から動機づけられる「5つの基本的欲求」というものがあることを知ってただけでも、人間関係がすごくラクになりました。自分と他人は違う、ということが理解できて、腑に落ちたのです。本書は、専門的でむずかしい部分も多いので、勝間さんの動画を見るだけでも、メンタルにかなりいい影響が出ると思います。

『グラッサー博士の選択理論』のブックレビューはこちらです🖋✨

1位 『フツーに方丈記』大原扁理

初版発行は、2022年2月。巻頭に載っている、著者大原さんが訳した『方丈記』を読み終えたとき、ぐっときて泣いてしまいました。訳文が素晴らしかったことはもちろんですが、810年も前に、鴨長明という人がいて、自分を大事にして、生活をして、そういう日々のことを書いたものが、ちゃんと受け継がれて、古文を知らないわたしにも伝わるようにしてくれたこと…そういうこと全部に感動したんだと思います。不安をなくす方法は、「人に頼らず、自分でできることは自分でするようにしていくこと」を、心に刻みました。

『フツーに方丈記』のブックレビューはこちらです🖋✨

まとめ

ジャンルも発行年代もバラバラの、乱読タイプの2022年上半期のベスト10いかがでしたでしょうか? 書評ブログを書くようになって2年目ですが、まだまだ読んでいない本が、天文学的な冊数(おおげさではなく)あって、死ぬまでに何冊読めるのか……となんだかうれしい焦りみたいなものを感じています。

本は、持ち運び自由で、好きなタイミングで開くことができ、図書館を活用したりすれば、お金もそんなにかからない最高の娯楽なんだ、ということを改めて感じた年月でもありました。

これからも、「これ、おもしろい!!」と思った本を、一冊でも多く紹介して、その本を一人でも多くの方に手に取ってもらえるように、がんばります!

わたし
わたし

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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