『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代』与える人は、成功するし世界も救う【読書感想】

ギブアンドテイクサムネ画像ブックレビュー

『『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代』』アダム・グラント[著]楠木健[監訳]三笠書房

本の大まかな内容

「ギブ&テイク」が世の中の常識だと思われてきたけど、実は違う……。
「与える人」=ギバー こそ、成功する!

「ギバー」「テイカー」「マッチャー」という新しい概念で、これからの仕事や生き方を考えなおすきっかけをくれる一冊!

こんな方におすすめ!

💎 自分の成功で周りも幸せになる、その方法を知りたい方
💎 人の役に立つ仕事や生き方を探している方
💎 ボランティアに興味がある方

与える人=ギバーとは何か?

本書の基本となる3つの分類があります。それは👇👇

ギバー ⇒ 人に惜しみなく与える人
テイカー ⇒ 真っ先に自分の利益を優先させる人
マッチャー ⇒ 損得のバランスを考える人

著者のアダム・グラントは優秀な組織心理学の研究者で、膨大な実証研究の蓄積に基づいた論理を本書で展開しています。

著者は、「ギバーこそが成功する」と主張します。

この、ギバーがやっていることは、『情けは人のためならず』(=人に対して情けを掛けておけば、巡り巡って自分に良い報いが返ってくる)と同じだと、本書を監訳された楠木健さんは書かれています。

「ギバー」の精神は、日本人になじみがあるので、本書のテーマはわりと受け入れやすいのではないか、と。

でも、なじみがあるからといって、実践できているかというと……。自分のことに精いっぱいで、なかなか周りのことまでかまっていられない、というのが現実ではないでしょうか。

わたし
わたし

わたしは、自分を「マッチャー」だと思いました。損得勘定を一番に考えてしまうので💦 
だから、全然ギバー的な行動ができていません💦

こんなわたしでも、今からギバーになれるのでしょうか?
そのためには、ギバーのことをもっと知っておかなければいけません👇👇

成功するギバーと、搾取されるギバーがいる

ギバーと言っても、みんなが成功するわけではないと、本書にはありました。

エンジニアや販売員など、さまざまな分野で調査したところ、もっとも悪い成績を出していたのはギバーだった、というのです😮

わたし
わたし

えー-!! びっくり!!

ギバーは、思いやりがあり、相手の利益のために自分の犠牲をはらうので、こういう結果になるんだとか……。
でも、もっとびっくりなのは、もっとも高い成績を出しているのも、ギバーだということ!!

もっとも成功するのもギバー もっとも成功しないのもギバー!

ギバーの中に、2つのタイプある、ということなんですね。
成功しないギバーは、ただ与えるだけ。すぐにテイカーにつかまって吸い尽くされてしまいます😱💦

ただ与えるだけではない、成功するギバーになることが大事、なんですね!

では、どうすれば、成功するギバーになれるのでしょうか?

成功するギバーってどんな人?

まず、成功するギバーがどんな人なのか、そのポイントを押さえておこうと思います!

先に与える人

本書では、「与えること」がどれほど素晴らしいかを、たくさんの研究結果とエピソードで紹介しています。

一般的な考え方で『成功するのが先で、与えるのはそのあと』というのがありますが、本書に出てくるギバーたちはその逆で、「先に与える人」たちでした。

成功するギバーが「先に与える」と、その周りの人たちも幸せになる。
それが、ギバー特有の現象だと、本書には書かれています。

なぜそうなるかというと、そのポイントは、ギバーは良い『価値』を与えても、それを自分に返してほしいとは思わないから👇👇

ギバーが「先に与える」
 ⇒ 相手が幸せになる
 ⇒ 相手はギバーにお返しをせず、自分の周りの人に「与える」
 ⇒ 良いことが波及していく
 ⇒ というサイクルができ、『価値』が広がっていく!

成功するギバーは、価値を交換するのではなく、ひたすら価値を「増やす」ことを目指しているのです!

本書に出てくる、リフキンさんというギバーは、人を助けるが、人に助けを求めるときもある。
それは、たいていほかのだれかを助けるため。
リフキンさんと関わった人は、そういう姿を見て、「人助けをごく当たりまえのもの」と考えるようになる……。

与えることは、とくにそれが首尾一貫している場合、グループ内のほかの人のギブ・アンド・テイクのやり方をしだいに変えていく。つまり、与えることは「感染」するのだ。

『『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代』』アダム・グラント[著]楠木健[監訳]三笠書房 106ページ
悩む人
悩む人

でも、自分に返ってこないなら、損するんじゃない?

と、思ってしまいそうですが、そうならないんです。
なぜなら、良い価値が大きくなっているから、受けとる取り分は減らないんです👇👇 

ピザ🍕に例えると、
テイカー ⇒ 人と分けて食べると取り分が小さくなるから、一人占めしよう
成功するギバー ⇒ ピザ自体を大きくしてしまえば、一切れが大きくなるじゃん👍✨

となる!

わたし
わたし

だから、成功するギバーは、たくさん与えるんですね!

「他者志向」を身につけている人

より多く与える、を続けていると、つい、自分のことをないがしろにしてしまうようになってしまうのが、成功しないギバーの特長。それでは、テイカーに搾取されて、ボロボロになってしまいます。
それを避けるためのキーワードが、「他者志向」になる、です。

「他者志向」になるということは、受けとるより多くを与えても、けっして自分の利益は見失わず、それを指針に、「いつ、どこで、どのように、誰に与えるか」を決めることなのである。

『『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代』』アダム・グラント[著]楠木健[監訳]三笠書房 255ページ

具体的にいうと👇👇

相手の求められるままに「与える」のではなく、
自分できちんと計画して、
まとめて「与える」    ことが大事!!

「他者志向」になることで、テイカーが活躍できなくなります。
ということは、相手のテイカーの性質を寝かせることになるので、相手のためにもなる!!

わたし
わたし

テイカーをテイカーにさせない!という面でも、周りを幸せにするんですね🍀

マッチャーのわたしが、ギバーになれるのか?

本書には、ギバーになるためには何をすればいいのかも、しっかり書かれていました。

だから、マッチャーであっても、テイカーであっても、ギバーになろう、と思えばなれるのです😤

ギバーになるためにすることとは👇👇
1️⃣まず行動する ⇒ 「自分はギバーだ」と決めて行動すると、信念はあとからついてくる
2️⃣人に言われてではなく、自分で選択してくり返し与える ⇒ 与えることが自分の個性の一部となる

2番目のは、「認知的不協和」と言われる過程で起こる人もいるのだそうです👇👇

つまり、みずから進んで与えると決めたからには、それを変えるわけにはいかない。そこで、言行を一致させ、偽善を避けるための一番手っとり早い方法が、自分は人助けをしたいのだ、ギバーなのだと決めることなのである。

『『GIVE&TAKE 「与える人」こそ成功する時代』』アダム・グラント[著]楠木健[監訳]三笠書房 371ページ

おわりに

ギバーが増えれば、世界は絶対に良くなる!

本書を読んで、強くそう思いました。だって、ギバーは戦争なんかしないから。

地球から戦争をなくすために、まず自分がギバーになろう! と、そう決めました!

自分で選択してくり返し与える、という箇所に、選択理論心理学と通ずるものがあるな、と思いました。
👇選択理論心理学についての記事も、よかったらご覧ください👇

わたし
わたし

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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