『減速して自由に生きる』システムから降りて、自分のペースで生きる! これから主流になる生き方の先駆け的な本!【書評】

ブックレビュー

『減速して自由に生きる ダウンシフターズ』髙坂勝[著]ちくま文庫

本の大まかな内容

就職した大手小売企業で、出世を目指し、一生懸命働いてきた著者だったが、ある日、ガツガツと頑張ることにギモンを感じる。景気の低迷や心労も重なり、会社を辞める。

国内海外、いろいろと旅をしながら、自分と向き合い、ずっとやりたいと思っていた小さなバーを開店する。そのバーは、『稼がないこと』をモットーにしている変わったお店。
自分の時間も大切にしながら、食材やそれを作ってくれる生産者、農家の方々のことも大切にすることに、力を注いでいる。

そんな新しい生き方を見つけ、実践している著者が、これまでの経緯や、現在、そして未来について、熱く優しく語る一冊。

こんな方におすすめ!

◎飲食店を開きたい方
◎農業をやってみたい方
◎働くことに悩んでいる方

わたし
わたし

特に、飲食店を始めたい、という人には、参考になるところが多いと思います!
著者が何年もかけて経験したことを、文庫で読めるというのは、時間も短縮でき、お金もそんなにかからない、コスパ最強の勉強になるはずです!

『ダウンシフターズ』って何?

本書の『減速して自由に生きる』というタイトルからは、なんとなく本の内容をイメージすることができたけれど、サブタイトルの『ダウンシフターズ』ってなんだ? と思う方も多いのではないでしょうか。

テーマの「ダウンシフト」とは、経済成長至上主義から降りることで人間本来有している幸せと安心の価値に戻り、足るを知る営みになり、分かち合う充足を得る、懐かしいようで斬新な具体的な手段です。

『減速して自由に生きる ダウンシフターズ』髙坂勝[著]ちくま文庫 11~12ページ

こういう「ダウンシフト」思考な人たちのことを、『ダウンシフターズ』と呼びます。

本書の単行本が発売されたのは、2010年。

まだ、著者のような、経済成長至上主義という『システム』から降りる生き方をする人は少なかったかもしれませんが、10年以上経った今は、個人的にも社会的にも、流れは『ダウンシフト』へ向かっているのではないでしょうか。

本書が出版されて、仕事で苦しみ、どうしていいかわからなかった人たちに「こういう生き方もあるんだ」という『道』を示してくれたことは、大きな功績だったのではないか、と心から思います。

たくさん買って、たくさん持つことが幸せじゃないということを、世間に発信してくれたことも、すごく大きい✨

著者みたいな人がいたから、『自分の生き方をちゃんと見つめ直す』という、いい流れができたんだと思います。

わたし
わたし

本当にありがとうございます!

固定概念を捨てる

著者が開いたバーは、飲食店なのに週休2日(2010年当時)で、夕方からしか開店しないという、『稼がない自由』を選んでいる著者なので、店で使う道具などにも、その流儀にそっています。

わたしが個人的に好きだったのは、ヤカンのエピソード👇

開店時、手伝ってくれていた著者の友人が、ヤカンがないことに気がついて指摘してくれたそうですが、
著者「鍋で沸かすから大丈夫」
友人「ヤカンを開店祝いにプレセントするよ」
という会話になったそうです。

別にヤカンを買う資金がなかったわけではなく、狭い厨房に、ヤカンのスペースを確保する必要を感じなかったから、なかったのです。

水を沸かす = ヤカン という固定概念

すごく小さなことですが、こういう固定概念に、わたしたちはいつのまにかがんじがらめになってきたのではないでしょうか?

✔️いい年になったら、結婚しなくちゃいけない
✔️結婚したら、マイホームを持って一人前だ
✔️ローンがあるから、保険にも入っておかなくては  などなど……

意識していないと「必要のないもの」を買って
↓↓↓
そのためにたくさん働いて稼がないといけなくなり
↓↓↓
働きすぎて疲れて、ストレス発散でまた「必要にないもの」を買って
↓↓↓
お金がなくなるので、また働き……という悪循環にハマってしまう😱

上のようになってしまうのだと、改めて気づかされました。

わたし
わたし

『ヤカン』という、身近なアイテムからでも、生き方の見直しができてしまうんですね!

社会が変わるスピード

多くの人がシステムから降りて、『自分の道』を歩み始めようとしていると最初の方に書きましたが、実際には、まだシステムの中で苦しんでいる方が大半だと思います。

社会が変わるスピードが速まるのは、変革の必要性を感じて行動する人が全体の5%を超えたときだと言います。5%になるまでに長い時間がかかるのです。今、持続可能な社会に向けて行動し始める人がどんどん増えてきました。5%までは来ていませんが、その臨界点が近いことは確かです。

『減速して自由に生きる ダウンシフターズ』髙坂勝[著]ちくま文庫 149ページ

本書の単行本が出版された当時(2010年)の、社会の感触は上の引用のような状況でした。
そして、10年以上時間を経た今、社会が変わるスピードが速くなる5%に確実に近づいていると思います。

なので、一人ひとりが、勇気をもって一歩踏み出し、5%を達成して、社会を変えるスピードを上げていけば、多くの人が生きやすなり、穏やかで平和な世界になると思います。

わたし
わたし

最近よく聞く『持続可能な社会』という言葉を、この本の中ですでに使っていることにも、驚きます😮✨
本当に、先を見すえる目をもっていて、すごいです👏🏻✨

おわりに

本書を読んで、まず自分が一歩を踏み出さなければと、強く思いました。

①心の声をよく聞いて、
②世間ではなく、『自分にとっての』幸せとはなにか? を考えて、
③勇気を出して心が導く方向へ進む
👇👇👇
④世界を変える、最短の行動!

まず、👆👆これをやっていこうと思います!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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