◎やることがたくさんあるのに、気づくと時間が過ぎている方
◎やるべきことができず、自分の力ではなんともならないと思っている方
◎自分は『なまけグセ』があるから、その性格を直したい方

わたしの場合、気づくとスマホで動画を何分も見てしまっていて、もったいないな~と思っていました💦
どうすれば「すぐやる」自分になれるのか、知りたくて、本書を手に取りました!
本の大まかな内容
「やるべきこと」を「すぐやれない」せいで、睡眠時間が短くなったり、仕事に悪影響がでる……
でも、自分ではどうしようもできない……そんな悩みを、リハビリテーションの専門家、作業療法士が科学的に解決に導く。
『脳』を『すぐやる』モードにして、『行動力』をつける方法とは?

作業療法士が科学的に解説した、画期的な「すぐやる」本
「すぐやる」ことを書いたビジネス書や自己啓発本はたくさんありますが、作業療法士の方が書かれたものは珍しいのではないでしょうか?
日常生活をスムーズに送るために、「食事をする」や「字を書く」などの応用的動作のリハビリテーションを行う医療従事者。
理学療法士は、体の大きな動きのリハビリテーションを行いますが、作業療法士は手や指の細かい動作のリハビリテーションを行う。
人の『脳』や『体の力』を最大限に引き出し、やりたいことを実現できるようにサポートするスペシャリストが、どうすればすぐやれるようになるのかをわかりやすく書いてくれています。

え? こんな簡単なことで変わるの? と驚くほど、ほんのちょっとしたことで、「すぐやる人」になれる方法満載でした!
「すぐやれない」のは、「性格」のせいではない
「すぐやらない」原因は、「性格」や「やる気」でしょうか。それは違います。脳が「すぐやる」モードになっていないだけです。
『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』菅原洋平著 文響社 3ページ
※引用内のアンダーラインは、本書ではすべて『灰色』です(ブログでは灰色がなかったので『青色』にしています)。
と、著書は書いています。
では、どうすれば「脳」が「すぐやる」モードになるのでしょうか?
たとえば、ある患者さんのリハビリテーションでのできごと⤵
↓↓↓
食事の方法を変えてみた
👇👇👇
一品ずつテーブルに置くようにした(それまでは定食のようにプレートにすべての料理を並べて出していた)
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自分から食事をし始めるようになった
この患者さんはリハビリテーションで、性格を変えたわけでも、能力を伸ばしたわけでもありません。
その患者さんの脳がもっとも動きやすいように、その人の脳に見せる「お皿の数=情報量」を減らしました。それだけで、脳は「すぐやる」モードに切り替わります。(略)
こんなことで、人は見違えるように変わります。もちろんこれは、リハビリテーションの現場に限ったことではありません。誰の脳でも同じです。
『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』菅原洋平著 文響社 6~7ページ
「トリガー」を見つける
上記の例から、「すぐやらない」人の脳と体で起こっているパターんとは⤵
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脳に、余計な情報が入っている
↓↓↓
的確な指示が出せない
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体との歯車がかみ合わない
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あとでもいっか……

脳に余計な情報を入れてしまうと、意志に関係なく、体が「後回しでいいか」と反応してしまうんですね💦
では、「すぐやる」のに必要なことはなんなのでしょうか?
✖モチベーションアップ方法を学ぶ
✖やらない自分を責めたり、励ましたりする
ではなく👇👇👇👇
脳に「見せる」「聞かせる」「触らせる」という3つの入り口を使って、脳と体を「すぐやる」ように仕向けていくのです。
『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』菅原洋平著 文響社 8ページ

うまくトリガーを見つけてあげることが、大事なんですね!!
脳に「別のもの」を見せてしまったら、おしまい
こんなこと、よくありませんか?
見たくもないのに、テレビをずっと見てしまう
ついスマホを開いたら、たて続けに動画を見てしまった などなど。
「一度脳に見せてしまったら、もう逆らえない」のです。
『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』菅原洋平著 文響社 34ページ
脳は、目から入った情報に、もっとも影響を受けるのですね💦
つまり、私たちが何かを見たときにはいつも、脳内では「やるかやらないか」「手を伸ばすか伸ばさないか」というせめぎ合いが起こっているといえます。
『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』菅原洋平著 文響社 41ページ
だから、最初から『見ない』というのが大事✨
たとえば、
・テレビのリモコンの定位置を引き出しなど、見えない位置にする。
・スマホも、家の中では引き出しの中に、外出時はカバンから出さない、
など、見えないようにしておく!! など、具体的な方法が本書の中にはたくさん書かれています。

わたしも、家の中ではスマホを、不便な位置にある棚の引き出しに入れて、見えないようにしています。
でも、着信音量は最大にしていて、かかってきたら、気づけるようにしているので、その点での安心感もキープしています。
あなたが抱える問題は、性格や今までの人生の問題ではなく、脳という内臓のしくみによるものです。
あなた自分を変えるのではなく、あなたの体を動かしている脳を変えることが大切です。
『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』菅原洋平著 文響社 52ページ
『目に入ったら、誰にも止められない』という、“科学的な事実”をこの本から教わり、対策が取れるようになったことも大きいし、
つい見てしまって「すぐやれなかった」ときも、『自分の精神が弱いからではない』と思えるのことも大きい。心が穏やかになりました。
まとめ
本書では、「視覚」以外にも「聴覚」「触覚」など、脳を「すぐやる」に仕向けるための8つの切り口が書かれています。
ほんのちょっとしたことで、大きな効果を得られる方法ばかりです。
これらすべて、「やる気」や「忙しさ」とは関係なく、「脳の仕組み」に沿ったシンプルな方法というのが心強い。

できなくても、自分を責めることなく、やり方を変えればいいんですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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